リリシズムができるまで その6
その気の遠くなるような作業はひたすら続き、きっと私が眠っている間も原稿は進んでいたに違いない。初めて第一稿を見せてもらったとき、あぁもういいかな、と思うほど満足してしまった。すでにゴールしてしまったような。ただ先は長いと […]
「リリシズムができるまで その6」続きを読むその気の遠くなるような作業はひたすら続き、きっと私が眠っている間も原稿は進んでいたに違いない。初めて第一稿を見せてもらったとき、あぁもういいかな、と思うほど満足してしまった。すでにゴールしてしまったような。ただ先は長いと […]
「リリシズムができるまで その6」続きを読むムックってなんだろう。いろんな人のムックを参考にしてみたりしながら、まずは出版社の反応を待った。いくつか候補があったけれど、ここは森田さんと縁の深いまんだらけさんで押してもらった。まんだらけといえばサブカルの不夜城、私に […]
「リリシズムができるまで その5」続きを読む2010年は父の生誕70年だ。何か記念の企画をしたい、と森田氏に持ちかけた。そしてその日のうちにムックという結論が出た。それはすごい、すばらしい!そんなものが出せたらどんなに嬉しいだろう。しかし待てよ、そんなムックにする […]
「リリシズムができるまで その4」続きを読むその神楽坂の原画展で、かねてより父のことを研究されているという貴重な人物とお会いすることとなる。今回の「リリシズム」を企画・編集してくださった森田さんだ。噂には聞いてお名前は知っていたけれど、お会いするのは初めてだった。 […]
「リリシズムができるまで その3」続きを読む本を出そう、そう思ってはみたものの、20年前に亡くなった漫画家のいまとなってはマニアックな世界。「同棲時代」といえば「懐かしいね〜」と言われて終わってしまう。これは思っていたより険しい道と気づいた2007年春。とりあえず […]
「リリシズムができるまで その2」続きを読むリリシズム発売を前にひとり盛り上がるわたし。 思えば…..父の仕事を母からバトンタッチした2006年秋。 引き継いだとは言っても、母も私も正直なところ父の才能は認めていても作品に強い思い入れを持たないダメな家 […]
「リリシズムができるまで その1」続きを読む上村一夫ムック本。いよいよ完成間近です。 タイトルは 『リリシズム 上村一夫の世界』 です。 まんだらけ出版より、9月15日(木)まんだらけ先行発売となります。 店頭は9月下旬頃になる予定。(まんだらけ特典あり) 嬉しい […]
「リリシズム」続きを読む今日で8月も終わり。 夏が好きなのでこの時期はいつも寂しい気持ちになります。 しんみりとした気持ちでふと手にしたのは、、、「刺青心中」(’75年オハヨー出版)。 「蛍」「大奥の狐」「刺青心中」の三作品が収録さ […]
「刺青心中」続きを読む銀座シネパトスの梶芽衣子スタイルで「修羅雪姫」を公開していたそうな。 久しぶりに私も観たくなり、2004年に再発されたDVDを引っぱりだす。 「修羅雪姫」の翌年に公開された「怨み恋歌」は実はちゃんと観ていなかったので、 […]
「怨み恋歌」続きを読む夏の終わりのダイナミックな積乱雲を眺めながら、自転車漕いで世田谷文学館へ 和田誠さんの「書物と映画」を観に行ってきた。 最初から最後まで同じトーンの世界観ときれいな仕事に和む。 もっと和田さんのことが知りたい!と思った。 […]
「世田谷文学館」続きを読む夏の終わりを一度感じてしまうと、ふたたび暑さを取り戻しても寂しさをぬぐえない。 オトコとオンナのお話みたいデスネ。 今日は印刷所から「昭和一代女」の原稿が戻ってくる。 原稿が届くまでの間、書庫をウロウロ。 原稿は年代順に […]
「女の顔」続きを読むついに。久しぶりの復刻でございます。 「昭和一代女」!!! 梶原一騎さんの世界観を上村一夫が描いた作品、いまとなっては本当に貴重です。 なんといっても美しい極彩色のカラー原稿にご注目いただきたい。 皆さんのご尽力で再現す […]
「復刻!「昭和一代女」」続きを読む