書籍
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同棲時代
小さな広告会社に勤める今日子21歳と、フリーのイラストレーターである次郎23歳。ある日、ふとしたきっかけで二人は同棲生活を始める。「ねえ次郎、ずっとこのままのほほんと生きてゆこうね」自由であり、不安定でもある二人の暮らしは愛と性の間で揺れ続け、今日子の精神状態は次第に崩れていく。詳細を見る -
修羅雪姫
激動の明治、夫を殺され、自らも辱めを受けるも投獄され、復讐を果たせぬまま獄中死した母親に代わってその怨みを果たすべく、殺し屋となっていく女・鹿島雪。母親の怨念を背負い、修羅の道を歩む美しい主人公・雪の復讐劇とは…!?詳細を見る -
しなの川
美少女・高野雪絵の愛と情欲に生きた一生を、昭和の激動期を舞台に描いた激情の大河ロマン「しなの川」。昏い出生の秘密を背負って誕生した雪絵は、時代の厳格なモラルに逆らうかのように、自分の感情と欲望に正直に生き、幾人もの男たちの腕の中を通りすぎながら、真実の愛の幻を追い求め続けてゆくー。愛の残酷さで、愛した男たちの身を滅させるのだとしても……。詳細を見る -
リリシズム
上村一夫の幼少期から学生時代、デザイナーの仕事、盟友阿久悠との出会い、漫画家デビューから黄金期そして晩年までを、大量の画像と文章で綴った上村一夫大図鑑。巻末には作品・単行本リストの他、上村を特集した雑誌、グッズなども紹介。上村一夫の全てが詰まった、読んでよし眺めてよしの豪華ムックです。詳細を見る -
上村一夫 美女解体新書
上村一夫の作品に登場する主人公の美女達50人を、美しいレイアウトでまとめあげた一冊。代表作からはもちろん、単行本未収録作からの美女達も登場し、上村一夫の描いた女たちを作品とともに堪能できる。巻末には上村一夫の軌跡や、Q&A、家族へのインタビューも掲載。詳細を見る -
凍鶴
30円で松乃屋に売られてきた仕込みっ子の少女は、故郷で子守りをしていた時からの癖で、凍えた足を温めるために鶴のようにいつも片足で立っていることから「つる」と呼ばれていた。昭和初期の花柳界、つるは様々な経験を通して一人前の芸者「鶴菊」に成長して行く。詳細を見る -
関東平野
まっ青な海、どこまでも続く地平線、陽光にうねる豊かな稲穂……。昭和20年8月15日、敗戦の日、関東平野の片隅、千葉県匝瑳郡の田園地帯で少年・金太の青春がはじまった。上村一夫が、自らの半生をモデルに描く感動の自伝的戦後史。詳細を見る -
狂人関係
葛飾北斎の弟子で酒と女が大好きな枕絵師・捨八を主人公に、自らの老いに向き合いながら制作に没頭する風狂の人・北斎、捨八に思いを寄せる北斎の娘・お栄、激情の女・八百屋のお七、版元蔦屋重三郎、友人滝沢馬琴、新進気鋭の浮世絵師・安藤広重など、江戸を舞台に魅力的な登場人物が織り成す人情ドラマ。詳細を見る -
離婚倶楽部
ところは銀座六丁目、洒落た画廊の角を曲がった路地のつきあたりを折れたところにあるお店「離婚倶楽部」。二十五歳の美しきママ・夕子をはじめ、その店の女たちはみな離婚歴のある女ばかり。夕子に思いを寄せるバーテンの健ちゃんのこと、別れた夫との間に生まれた娘のこと、夜の銀座で生きるおんなの日常が胸に迫り来る。詳細を見る -
悪の華
黒髪流華道家元の17代当主となった花矢木蘭之助は、その地位を利用し自らの異常欲望を満たすため、全国に広がる「黒髪流いけばな教室」の門下生から美貌の女性を誘拐。邸宅にて監禁・強姦し、残酷な淫楽殺人を繰り返していた。蘭之助の次のターゲットは日本橋の商社に勤める19歳の川端小百合だった…。詳細を見る -
夢二 ゆめのまたゆめ
妻のたまきとの諍いが絶えぬなか、画集の成功によって夢二の人気は高まりつつあったが、洋画家としての道を断たれ、家庭と恋人との間で苦悩する夢二。上村一夫の少年時代からの憧れの存在であった竹久夢二へのオマージュといえる今作は、出版社倒産のため連載が中断した未発表・未完成の第8話を収録し初の単行本化。詳細を見る -
悪魔のようなあいつ
謎めいた美貌と過去を持つ男、可門良は、親友・野々村修二の経営するスナックに居候しながら、奔放な毎日を送っていた。その良を刑事・白戸五十六は、三億円強奪の犯人ではないかと疑い、うるさくつきまとう…。昭和の大事件・三億円事件をベースに、阿久悠が書き上げた本作は、1975年に久世光彦演出でドラマ化され、主人公を演じた沢田研二の歌う主題歌「時の過ぎゆくままに」は大ヒットした。詳細を見る