書籍
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花言葉
上村一夫が、花と花言葉になぞらえて女たちの性愛を描いた表題作「花言葉」(原作:岡崎英生)。向日葵、コスモス、鳳仙花、薊、彼岸花、虞美人草、蘭に例えられた女たちの人生には一体何が待ちうけているのか……!?表題作の他、「名のみの春」「修学旅行」「交換日記」などの短編を同時収録。詳細を見る -
山手線外廻り
上村一夫が、自身の若き日の環境をモチーフに創作した表題作「山手線外廻り」(全2話)。その他、阿久悠が原作を手がけた昭和40年代のグループ・サウンズ全盛期を過ごしたバンドマンたちのその後の皮肉なオチを描いた傑作「その後のオール・ジャパン・デビル・バンド」など、全7作の名作短編を同時収録。詳細を見る -
子年のお岩
美しい武家の娘・お岩は、浪人・伊右衛門と係わりあったがゆえに、奈落の底へとその人生を転げ落ちはじめる。邪な企みを持った親子の出現により、すべては暗黒へと転じてゆく…!嫉妬の恐ろしさ、愛の脆さが突き刺さる。「四谷怪談」をオリジナルストーリーで漫画化。1976年に発表された怨霊十三夜シリーズのうちの一作。詳細を見る -
蛇の辻
小雪は、病弱な兄とともに城下を離れ、府外渋谷村の渋谷川近く、「蛇の辻」と呼ばれる処の近くでひっそりと暮らしていた。兄のことを一人の男性として慕う小雪だったが、ある夜、台車をガラガラと走らせて、米次郎という男が隣に越してきた。北斎の弟子だというその男が現われてから、次第に様子が変わってゆく兄。怪しんだ小雪が見たものとは…!1976年に発表された怨霊十三夜シリーズのうちの一作。詳細を見る -
おきせの乳房
鳥を描かせたら当代随一の絵師・菱川重信は、妻のおきせと息子の真与太郎を連れ、鳥を描きに出かけた。その時出合った猟師の男、息子に乳をふくませるおきせの乳房に心奪われ、おきせもまた男の目線にもう一人の自分がいることを知る。やがて二人は狂ったように体を求めるようになるが…。1976年に発表された怨霊十三夜シリーズのうちの一作。詳細を見る -
白い夏
民宿の娘・白子の母は、夏の昼下がりに若い男と駆け落ちした。白い肌をした美しい娘・白子。ある日、白子は近くの別荘の年老いた女主人にひと夏買われた若い男と知り合う。招かれた女主人の狂った宴で、白子と青年は愚かな選択をするのだが…。表題の「白い夏」他、1970年〜1972年発表の10作品を収録。詳細を見る -
紅い部屋
夫の両親が残してくれた平屋のささやかな家での結婚生活は、3年目で別居離婚というかたちになった。夫が他の女との痴態を妻に見せつければ見せつけるほど、妻は夫の未練を感じ取る。「そんなあなたが哀れだから側にいてあげるだけなのよ」妻が別れを惜しむのは夫ではなく、庭に鮮やかに咲く鶏頭の花なのだ。表題の「紅い部屋」他、1980年〜1985年発表の5作品を収録。詳細を見る -
上海異人娼館
1920年後半の上海、貧しい飯屋の息子・王学は、向かいにある娼館で美しい女に目を奪われる。あんな美しい女が娼館にいるなんて…。確かめに向かった娼館で、カジノ王・ステファン卿にいたぶられる美しい女「O」を見つけた。革命軍「赤衛軍」に紛れ込み、なんとかして「O」を買う金を作ろうとする王学だったが、その願いが果たされた先に待っていた運命とは…。今作は、寺山修司原作の映画「上海異人娼館」の宣伝の為に、東京スポーツ新聞で連載された。詳細を見る -
上村一夫美女画集
昭和の時代を駆け抜けた天才劇画家・上村一夫。耽美と抒情…デカダンスとエロティシズム…限りなく哀しく美しい”おんな”たちの軌跡を集大成。代表作「同棲時代」初期単行本のカラー表紙絵&口絵をコンプリート収録したほか、1960年代末~1970年代に描かれた傑作イラストを網羅。詳細を見る -
上村一夫 愛の世界
音楽ライター・井口啓子企画・編集のミニマガジン。曽我部恵一、甲斐みのり、岸野雄一、雨宮まみ、渚ようこ、aCKy、植本一子、キングジョー、豊田道倫、足立守正が上村作品を語り尽くす。上村作品における愛を読み解くための10のキーワードから、これぞ愛!これぞ上村!な名ゼリフ・名シーンを抜粋した企画ページも。詳細を見る -
上村一夫 女を描く
2013年刊行の「上村一夫 愛の世界」を再編集した一冊。上村一夫が描いた様々な女性を鋭い視点で解説する。曽我部恵一、雨宮まみ、キングジョー、岸野雄一の寄稿の再録他、千趣会発行の『COOK』に連載された、「あなたのための劇画的小品集」を2作収録。上村一夫の世界を知るには最適のミニブック。詳細を見る -
画集「一枚絵」
「同棲時代」「修羅雪姫」などの大ヒット作のイラストや、今回初公開となる晩年の遺稿も収録。時代を彩った男の情念がここにー。一枚ずつ切り離して飾ることができる、復刻原画イラスト集。詳細を見る