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上村裏日誌

2016/01/02 Sat

いよいよ明日から

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年は上村一夫没後30年ということで、いよいよ明日から始まります、
「わが青春の『同棲時代』 上村一夫×美女解体新書」展

年末に、完成した展示を一足お先に拝見してきました。
あんな作品こんな作品、主人公の女たちを軸に、500点くらい凝縮して展示しています。
短い間にホントに沢山描いたんだなあ、とつくづく思いました。
濃密な空間に感無量、すでにお腹いっぱいです。

展示に加え、グッズも本も盛りだくさんです。
こんなに上村グッズがあるなんて、ちょっとびっくりしますよ。

それから、明日より会場先行で新刊が二冊登場します。
ひとつはまんだらけのビブリオテーク第4弾として「夢二 ゆめのまたゆめ」、
もうひとつは2013年に限定で制作された「上村一夫 愛の世界」のリニューアル版として「上村一夫 女を描く」です。

「夢二 ゆめのまたゆめ」は、題名の通り、竹久夢二を主人公に描かれ、1978年に「コスモコミック」で連載されました。惜しくも雑誌の廃刊により7話で掲載は終了してしまうのですが、幻の最終話が下書きのまま残っており、今回はその原稿のまま最終話まで収録することに。多忙だった上村一夫にはほとんど残っていない下書き原稿の収録ということで、大変貴重な一冊となりました。巻末には原作の岡崎英生氏よりご寄稿いただきました。こちらも大変貴重なお話になっています。竹久夢二縁の館で「夢二 ゆめのまたゆめ」を復刻できることは格別の喜びです。

「上村一夫 女を描く」は、音楽ライターである井口啓子氏が上村作品をさらに鋭く読み解く一冊。今回は千趣会が発行していた雑誌「COOK」に連載していた「あなたのための劇画的小品集」より二作を掲載。詩的で美しい貴重な短編は一読の価値あり。です。

他にも、12月に発売された「ヤングコミック・レジェンド 上村一夫表紙画大全集」、
「上村一夫 美女解体新書」、「離婚倶楽部」、「リリシズム」も置いています。

展示もグッズも本も、この機会に楽しんでいただけたら嬉しいです。
ご感想など書いていただくノートも設置してありますのでどしどしお書きください。

館内の展示作品の撮影はできませんが、2階の踊り場に記念撮影コーナーもあったりして。
楽しいです。

兎にも角にも挙げたらキリがないほど見所満載です。
ちなみに上村一夫似の女がいたら私です。最近さらに似てきました。
そんな自分、今回は奮起してギャラリートークなど行います。
第一回は1月11日の父の命日に。
正直作品のことはあまり詳しくないのですが、上村一夫のことを少しでもお伝えできたら、と思っています。
入館料だけでご参加は無料なので、是非この機会にご来館ください。

にわかに緊張してきました。
明日からどうぞよろしくお願いします。

会期   2016年1月3日(日)~3月27日(日)
開館時間 午前10時~午後5時 (入館は4時30分までにお願いします)
休館日  月曜日
 ※ただし、1月11日・3月21日(月祝)開館、翌1月12日・3月22日(火)休館
料金   一般900円/大・高生800円/中・小生400円
    (竹久夢二美術館もご覧いただけます)
弥生美術館HP

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