決してファザコンというわけではないが、
父親の遺した作品を復刻することが仕事になりつつある。
いつかは(50才くらいと考えていた)そんなことになるのかと
ぼんやり会社勤めをしながら考えていたけれど、思っていたより少し早く
その日はやってきていた。
物事に取り組み始めるとなんでもそうかもしれないけれど
必ず停滞する時期がやってくる。
頑張るほどに空回りしてしまう時期が。
今のご時世、本の復刻は難しい。
ひとりの力ではどうにもならない流れもある。
どこに向かって行くのかわからないけれど、大切なことは
遺された作品たちがちゃんと輝くこと。
そしてもし父が生きていたら、それを喜ぶかどうか。
しっかりと冷静に判断しなくては。
決して周りに流されたり、お金に流されたりしてはいけない。
ユーモアとダンディズムの人だったね