ホーム > 上村裏日誌 > めろどらま

上村裏日誌

2022/01/11 Tue

めろどらま

年が明け、今年も父の命日を迎えた。

36回目の命日。

最近ではブログを書くことも減ってしまったが、命日になると記したくなる。

上村裏日誌から上村命日記にブログ名を変えるべきか。

今年はある短編を載せようと思いたった。

以前パオロさんに教えてもらい、昨年国会図書館でコピーしてきたものだ。

我が家に原稿は残っていないが、なかなかの名作だと思う。
(娘にとっては爆笑モノ)

漫画家として多忙な日々を送る父のリアル。

いつも酒臭く昼と夜が逆転した父の生活を思い出す。

滅茶苦茶な生活の夫に嘆く母、

小学生になったばかりの娘には「今度いつ帰ってくるの?」と聞かれる始末。

すれ違い続ける暮らしのなかの「切なさ」を『めろどらま』と呼ぶ父のロマンティシズムよ。



「めろどらま」/『新評』1975年4月号掲載

 

 

 

※本サイトで使用している画像等を、当社の許可なしに、ホームページ上で掲載したり、著作権者の承諾なしに複製等をすることは出来ません。
※当サイトを快適にご覧いただくためには、すべてのOS・ブラウザで最新版を推奨しています。
推奨環境以外でご覧いただいた場合、 サイトがデザインと異なった表示をしてしまう、 一部の機能が使えない等の可能性がございます。 CENTRO