今朝の毎日新聞に、阿久悠さんが1979年にタイムカプセルに遺した作品
「いつかやがて」についての記事が掲載されていた。
今はなき偉大な作詞家の作品が、ファンタジーという形にとどまらず、
大きな意味と希望を持って甦る。すごいなあ、と思う。
めずらしく写真が載ったご子息の太郎くんとは同い年。お互いひとりっこ。
二世なんて大袈裟な立場じゃないけれど、どちらの父親も時代を駆け抜けたという
共通点がある。そして親同士はかけがえないのない友だった。
そのくせお互いの家族のことは殆ど知らせず、私と太郎くんが知り合ったのは
双方の父親がいなくなってからのことだった。
親同士が仲良かったからといって子同士も仲良くすることはないけれど、
太郎くんは思っていたよりとても気さくな人だったのですぐに仲良くなった。
人と人が知り合ったり仲良くなったりするタイミングって絶妙だと思う。
私達も年を重ね、昔よりは自然体で父親と向き合えるようになっているのかもしれない。
お互い楽しみながら、作品を遺して行けたらいいね。
太郎ちゃん