最近はせっせと『すみれ白書』の電子書籍作り。
恥ずかしながら、facebookの上村一夫グループでリクエストをいただき、
『すみれ白書』が電子化されていないことに気付いたわけです。
単行本になっている漫画はだいたい電子化されているのに、
なぜ「すみれ白書」は電子化されていなかったのか。
ひょっとしたら作中に出てくる歌詞をJASRACに届ける必要があったから?
それなら届けてみましょう、JASRAC。
ということで、J-RAPP(インターネットで届出できるサイト)に登録してみました。
歌詞のことはこれでクリア。
全4巻分はちょっと長いぞ、と思いつつ作業開始。
電子化自主企画は、できるだけ原稿と初掲載の要素を忠実に再現がモットー。
カラーページがあれば単行本はモノクロでもカラーで再現する心意気。
できれば、掲載された雑誌を揃えて臨むのがベストだが、『すみれ白書』は原稿がほぼ残っているし、単行本もあるから雑誌が揃っていなくてもなんとかなるだろうと思ったのも束の間、原稿をスキャンしていると、カラーページに色指定が書き込まれたトレペが残っているものと残っていないものが出てきた。
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左は原稿、右はたまたま我が家にあった雑誌の切り抜き。この扉には色指定のトレペが付いてなかったので、雑誌をお手本にグラデーション作らなければいけない。文字の位置も単行本は違うなあ。どっちに合わせるのがいいんだろう…。雑誌があったらあったで苦戦する。
下のページ、左が原稿、右が雑誌。雑誌では緑味の紺色で印刷されている。
で、この次のページはグレーと赤で印刷されている。扉絵も赤使っているし、赤のセーター可愛いから、紺色のページもグレーと赤のトーンにした方が良いような気がする。でも勝手に色変えていいのかな?ダメだよね。どうしよう。なんで紺色のページ挟んだの?悩む。
そして、『赤いドレス』という章では、指定のトレペが残っているものの雑誌がない。扉絵の指定を見るとアミの指定のみ。でも中のページには赤い色が付いているページがある。扉に赤のせないの?見開きページも赤いドレスなのでは?とトレペの指定に疑い99%。
ネットで見つけた当時のアクション。表紙に小さく赤いドレスを着たすみれが載っている。やはり赤なのかも!
やっぱり雑誌がないとダメだった。
師走に国会図書館行き決定。
知らぬは楽し、がんばるぞ。