このブログを読んでくださっている稀有な皆様、
今年もどうぞよろしくお願いします。
皆様にとって良い年になりますように。
さて、昨年末にパオロさんが、最近集めている「らっきょうの花」
(著者・花登筺、女性自身に1972年から1973年連載)の挿絵を
データで送ってくださいました。
我が家には原画が残っておらず、雑誌もないので、ありがたく
保存させていただいたのですが、その挿絵の量が思っていたより
多くて驚きました。(全部で124枚あるそうです!)
1972年から73年といえば、「同棲時代」の連載などで多忙を極めて
いた頃だと思われ、よく引き受けたものだと感心します。
絵を眺めていたら、物語が読みたくなり、古書で「らっきょうの花」
を購入しました。
年末に読み出したら止まらなくなり、あっという間に読了。
文庫版の挿絵は朝倉摂さんでしたが、読んでいる間はずっと先に眺めて
いた上村一夫の挿絵が頭の中に浮かんでいました。
「らっきょうの花」といえば思い出すのが家族同伴での取材旅行。
福井までらっきょうの花を見に行きました。
私にとっては最初で最後の家族旅行でしたが、小学生だった私には
福井の良さがわからず、楽しかった記憶は残念ながらありません。
今だったらどんなに楽しめたことでしょう。
今日は39回目の命日です。
今後も数々の名作の発掘と作品の復刻を楽しみつつ実現させていく所存です。