来週からドイツのボーフムにあるSITUATION KUNSTという近代美術館で
「VON THANGHA BIS MANGA」(タンカからマンガまで)という
テーマでの展示が始まります。
チベット仏画タンカ・インドのクリシュナ・日本の漫画の3部構成になっており、
それぞれの宗教、文化、社会から生まれた崇拝の対象としての仏、クリシュナ、
漫画ヒーローが紹介されるとのこと。
日本の漫画では、手塚治虫「ブッダ」、中沢啓治「はだしのゲン」、
辰巳ヨシヒロ「大発掘」、上村一夫「狂人関係」の原稿が展示されます。
「狂人関係」はすでにドイツで出版されており、歴史的人物である葛飾北斎と
漫画のルーツといえる浮世絵を取り上げたという点で選ばれたようです。
ドイツCARLSEN社のサイト
当初、タンカやクリシュナの流れから漫画に流れていく感じがうまくイメージ
できませんでしたが、 手塚先生の「ブッダ」がまず最初に紹介されることで
すんなり納得できてしまう妙。
手塚作品は今でも漫画という手段で世界と繋がり、大切なことを伝え続けているんだな。
すごく立派で美しいカタログが送られてきました
カタログではこんな感じで紹介されています