叙情的で美しい女性像から「昭和の絵師」と評されることも多い上村一夫ですが、マンガのみならず、アート、音楽、舞台、映画、テレビ、広告など、さまざまなジャンルの表現と共鳴した、斬新な構図と色彩感覚による彼のビジュアルワークは、日本のポップカルチャーの黎明期にあたる当時の東京のサイケデリックで混沌とした熱気をそのまま反映したものであり、現在の視点からみてもモダンで新しい刺激に満ちみちています。今回の企画展では、そんな上村一夫のポップカルチャーの先駆者/グラフィックアーティスト的な側面にスポットを当てようというものです。会場では貴重な漫画作品の原画に加え、挿画や装丁を手掛けた雑誌や書籍類、新聞連載などに加え、ポスター、レコード、ノベルティグッズといった当時の印刷物も多数展示販売いたします。
この機会にぜひ、あたらしい上村一夫の魅力を発見してみて下さい。
会期:2013年3月26日(火)~4月8日(月)
10:00 – 22:00(最終日のみ 18:00まで)
場所:恵文社一乗寺店内 ギャラリー・アンフェール
(京都市左京区一乗寺払殿町10 Tel & Fax 075-711-5919)
企画:恵文社、上村一夫オフィス、Super!
恵文社一乗寺店