2016年3月から弥生美術館で開催される「わが青春の『同棲時代』 上村一夫×美女解体新書」展と併せて作られた記念の画集です。
上村一夫が描いた女たちがさらに美しく浮かび上がる印刷と、これまで甦ることのなかった主人公たちが活き活きと登場します。また、巻末には初めて上村一夫の妻へのインタビューを敢行。初めて語られる上村一夫の素顔は必読です!
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「上村一夫 美女解体新書」
画・上村一夫
著・松本 品子
出版社:国書刊行会
発売日:2015年12月
判型:AB版
ISBN 978-4-336-05971-0
ページ数:144頁
定価:3,456円(本体価格3,200円)
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【目次】
巻頭・美女セレクション
第1章 ストーリーの中の美女50人
飛鳥今日子(「同棲時代」)
ユリ(「月見草の女」)
ナツコ(「二代目の女」)
山根順子(「完全なる答案用紙」)
魔性の女子高生たち(「関東平野」ほか)
白子(「白い夏」)
ラバーフェチの女子高生(「雨靴物語」)
三条麻里亜(「マリア」)
鹿島雪(「修羅雪姫」)
かつて少女スターだった女(「本牧で生まれても鷗になれなかった女」)
花(「紅花牢」)
一貫寺邦子(「苦い旋律」)
円(「寄生木」)
上流階級の女子高校生(「青春日記」)
畑中澄子(「薔薇渡世」)
神谷那津子(「花心中」)
高野雪絵(「しなの川」)
お七(「狂人関係」)
涙(「北からのルイ」)
加代(「白いパラソル」)
婚約者を事故で亡くした女(「夏忌」)
アリス(「夢師アリス」)
朝比奈とも子(「煉獄の少女」)
夏子(「はまなす」)
糸川真紀(「修学旅行」)
お新(「なずなの女」)
つる(「凍鶴」)
川端小百合(「悪の華」)
桜井夕子(「離婚倶楽部」)
くらら(「くらら」)
茉莉(「紅とかげ」)
サチコ(「サチコの幸」)
街子(「青春横丁」)
小雪(「蛇の辻」)
綾小路若葉(「鹿の園」)
和歌子(「和歌子」)
響螢子(「螢子」)
尼僧(「春の雪」)
鷹野翔子(「昭和一代女」)
銀子(「関東平野」)
ムー(「60センチの女」)
ベル(「闇の鈴」)
林すみれ(「すみれ白書」)
盲目の瞽女・お波の娘(「津軽惨絃歌」)
紅子(「紅子回想録」)
竹野久美子(「二都物語」)
杏子(「銀杏の家」)
たまき(「夢二 ゆめのまたゆめ」)
八重子(「菊坂ホテル」)
コラム・優しくて頼りない男たち
第2章 素顔の上村一夫
上村一夫の生涯
上村一夫Q&A/上村一夫の言葉・上村一夫に関する証言
上村正子さんインタビュー
父のこと 上村汀
上村一夫略年譜